【実体験】夢を目指す人が知っておくべき事(後編)

2019年10月9日

綾人
こんにちは。綾人(@xjustchillingx)です。

前編では夢を目指す上で知らないと危険なことを中心に解説していきました。

後編では夢を実現させるために『知っておくと有利になるコツ』について解説をしていきます。

少し長めの記事ですが、ボクが役者になった時の実体験を踏まえ書いてありますでの、本気で夢を実現させたいと考えている人は是非読んでみてください。

知っておくと有利になるコツ

結論だけ先に述べておくと『共感力を磨く』です。

これだけ言われてもピンと来ない人も多いと思います。

それではこの共感力を磨くとはどういうことか、また共感力を磨くことで何が得られ、何故夢を実現することに繋がるのかを解説していきます。

共感力を磨くとは?

まず、共感力を磨くという事はどういうことかについてです。

一言で言うと『周囲が望む自分の姿を映し出す技術』です。

これは本質的な意味として『自分自身をブランディングする』ということです。

相手の気持ちを汲んだり寄り添ったりという意味だと思ったのではないでしょうか。

それも勿論間違いではありません。

ですが、ここで紹介するのはあくまでも『あなたの夢を実現するための方法』です。

辞典を開けば載っているような説明を見たいわけではありませんよね。

ではこの『共感力=周囲が望む自分の姿を映し出す技術』について説明をしていきます。

共感力を磨くことで何が得られ、何故夢を実現することに繋がるか

まずは共感力を磨くことで何が得られ、何故夢を実現することに繋がるかです。

こちらも先に結論を述べておくと『共感力を磨くことで周囲からの支持を得られ、あなたの夢の実現を勝手に手伝ってくれる』からです。

なかなかに大胆な話だと思いますが、これは紛れもない事実です。

実際に世の中のことを想像していただければわかると思いますが、一番イメージしやすのは選挙ですね。

マニフェストを掲げ、周囲からの理解や共感を得て支持を多く受けた人が当選する。

勿論選挙ともなればそれ以外の要素もありますが、大枠として考えてください。

選挙以外で言うと、会社の中の昇進も実績出しているのに中々昇進できない人もいれば、大した実績出していないのに昇進している人を見かけませんか?

それ以外にもテレビの世界を覗けば何故この人が?という人が連日テレビに出ていたり、ネットの世界を覗けばボタン1つで付く高評価の数がバロメーターとなっていませんか?

それもこれも周囲がその人に共感する何かがあったから得られた支持の形なのです。

その得られた共感が支持に変わり、その支持がその人の成功をどれだけ手助けしているかは言わなくても承知の事と思います。

だからこそ、あなたの夢を実現するためには闇雲に努力をするのではなく、戦略的に環境を作っていく必要があるのです。

次の項目ではそんな共感力を戦略的に得るために必要なことを紹介します。

共感力を磨くために必要なこと

それでは共感力を磨くために必要なことを紹介します。

共感力を磨くために必要なこと

  • 三つの目を持つこと
  • 自分を話の主役にしないこと

まず、1つ目の『三つの目を持つこと』というのは、世阿弥という方が記した能の理論書に書かれている内容になります。

三つの目とは、『我見(がけん)』、『離見(りけん)』、『離見の見(りけんのけん)』に分かれています。

三つの目

・『我見(がけん)』・・・主観的な立場で見ている世界、自分自身に視点を置くことです。

・『離見(りけん)』・・・客観的な立場で見ている世界、周囲の目に視点を置くことです。

・『離見の見(りけんのけん)』・・・客観的な立場で自分を見る世界、自分自身の視点を周囲に置くことです。

我見(がけん)』は普段生活をしている皆さんの目なので、これは既に持っている目なので割愛します。

離見(りけん)』は相手の立場で物事を考える際に必要になり、この視野を持つことが共感力を持つ第一歩になります。

今、相手が何を考えているのか、何を望んでいるのかなどを相手の立ち場になって考えることで相手の気持ちに寄り添うことが出来、その自分の姿勢が相手からの共感を得るために必要な行動です。

ビジネスにおいてもこの姿勢は非常に重要で、これが出来る人と出来ない人は雲泥の差があります。

夢を目指す際も、自分が何をやりたいかという主観だけの行動では誰も見向きもしてくれません。

まずは周囲が何をやりたいのかを把握し、周囲に貢献することで自分自身への共感を得られる努力をしてください。

周囲を巻き込んで自分の考えに同調してくれる人を増やせると1人の力で進むよりも大きな成果をあげやすくなります。

離見の見(りけんのけん)』は周囲が何を望んでいるのかを把握する際に、周囲の立場だけではなく、周囲の立場から見て自分はどう映っているのかを考えることにより、周囲の中に居る自分と実際の自分を照らし合わせることが出来ます。

この差異が縮まれば縮まるほど、周囲の望んだ姿を自分自身に投影することが出来、周囲の望んだ姿を自ら映し出すことで信頼を得ることが出来ます。

つまりこれこそが前編でお話しした『相手がやりたい事に対して自分がそれを実現する可能性を保持している事を示す』に繋がるのです。

想像して貰えたら分かると思いますが、例えばあなたが仕事が出来なくて困っている時に手を貸してくれる仲間や、道が分からなくて困っている時に行先を教えてくれる人などが居たら少なからず信頼を寄せませんか?

自分の困っている事に対して手を差し伸べてくれる存在、そんな存在が自分の夢を目指す際にも居たらきっとその人のことを信頼するはずです。

逆に考えると、あなたがその立場で周囲に接することであなた自身が周囲から信頼を寄せてもらう事が出来るのです。

これは他人のために行うのではなく、あくまでも『自分の夢を叶えやすくするための環境作り』です。

他人の為に善意を働いているのではなく、周囲からの信頼を得ることで自分自身の可動域を広げる行為と思ってください。

夢を叶えるためには『絶対的な実力』か『圧倒的な信頼』のどちらかが必要になります。

絶対的な実力』は努力したからと言って必ず身に着くものではありませんが、『圧倒的な信頼』は自分自身の努力によって誰でも必ず身に着けることが出来ます。

確実な戦略で夢を目指す方が成功率も大きく上がるのです。

続いて2つ目の『自分を話の主役にしないこと』です。

三つの目を持つこと』を理解した人はきっと何を言わんとしているか伝わっていると思います。

周囲が望む自分の姿を映し出す技術』というのはつまり『相手の気持ちを理解し、自分が相手に共感しているということを相手に感じ取ってもらう技術』なのです。

勿論これは詐欺や偽善の類ではなく、実際に相手の気持ちを理解した上でやらないと意味がありません。

その為には相手の話をよく聞き、表情や行動の一挙手一投足に関心を持ち、よく観察することが必要です。

そうして相手の気持ちに寄り添うためには会話の中で自分を主役にしていてはダメですよね?

基本的に人というのは自分という存在を他者に認めてもらいたい生き物です。

承認欲求に踊らされ、虚構の自分を演じてまで存在を示そうとする人が多い中で自分に興味を持ってくれる人というのは稀有な存在なのです。

夢を目指す上で他人からの興味を引く技術は絶大な効果を発揮します。

周囲からの興味を引きたいならまずは自分自身が周囲に興味を持っている事を示しましょう。

共感力を磨くだけでは夢は叶わない

ここまでで共感力の磨き方とその効果について書きましたが、これと併せて共感力を磨く上で気を付けなければならないこともお伝えしておきます。

それは、『誰の共感を得るか見極めること』です。

この記事で伝えたい事はあくまでも『夢を実現させるためのコツ』です。

共感力を磨くだけではただの良い人』で終わります。

普段の私生活の中であればそれで良いかもしれませんが、この記事を読んで下さっている方は『夢を実現させたい』という願望を持っている方だと思います。

その為には聞こえの良いことだけを書いていても仕方がありません。

なので、ここでは少しだけ残酷な現実的なことも書いておこうと思います。

どんな業界でもどんな職種であっても、夢を実現するためには戦略的に努力をする必要があります。

方向を間違えた努力は続けていても意味がありません。

そこで夢を実現させたい方が最も知るべきことが『誰の共感を得るか見極めること』なのです。

目指すべき夢が何であれ、夢を実現させてプロになるには技術的なものは持っていて当たり前のことです。

業界の技術を磨く努力はプロを目指そうという方は皆していますよね。

プロというのは技術を持っていて当たり前。技術プラス何か特別なものを持っている人が活躍できる人です。

だからこそ皆がやっていることを同じように努力していても競争から前に出ることは出来ませんし、何よりもその先に待っている既にプロの方々には遠く及びません。

学生で言えば良い学校に入るために受験勉強をして、入学したら満足して成績が伸びない感じです。

入学したその先にやりたいことがあるからこそ受験を頑張るのです。

そんな受験で自分以外の皆が努力していないとは思いませんよね。

そしてこれが仕事ともなると更に過酷です。

何故ならば夢を実現して何かのプロになれたとしても、今度は既にプロとして活躍している人たちと争うことになるからです。

そんな方たちと技術だけで競争していくというのはあまりにも無謀ですよね?

そこで重要になるのは『共感力を磨くこと』と『誰の共感を得るか見極めること』なのです。

周囲の望む姿を見せる理由として『自分の夢を叶えやすくするための環境作り』ということを伝えましたが、これは味方を増やすことよりも競争相手を減らすということの方が意味としては大きいです。

ボクは戦略的にという言葉を何度か用いてきましたが、戦略とは戦いを略すと書きます。

つまり戦略的に共感を得て敵を減らすというのは、本来の競争とは別の部分で優位に立って、『本来戦うべきフィールドに上がる前に戦わずして勝っている状態を作る』ということです。

技術だけを磨いて同じような相手と競争を繰り返していても、戦術は身に着きますが戦略は身に着きません。

夢を実現させるためには戦術ではなく戦略を身に着ける必要があります。

その方法こそが『共感力を身に着け、誰の共感を得るか見極めること』に他なりません。

例えばボクが居た役者の世界で言うと、養成所時代から演技の上手い人は腐るほどいました。

最初は下手でも練習すればある程度までは上手くなります。

ですが、演技の練習だけをしている人はどんなに上手くなっても仕事を貰える人にはなれません。

何故ならば演技が上手い人は他にも沢山いるからです。

役者の仕事と言うのは基本的にオーディションに参加して合格するかオファーを貰うかのどちらかです。

新人のうちはオーディションで合格し、仕事を貰うのが基本になります。

そうなるとオーディションに参加するためには事務所内で枠を勝ち取らないとダメですし、枠を勝ち取れたとしても同じように実力のある他の事務所の人達と競争することを考えると、演技の練習だけしていても合格率が低いのは何となくイメージ出来るでしょうか。

そして役者の世界の現実的な話をすると本人の技術だけではなく、事務所の力も関係してきます。

つまりはコネクションです。

テレビで言えばプロデューサーやディレクター、声優で言えば音響監督あたりのコネクションがあれば仕事の話が来やすいです。

ここで紹介したことはあくまでもプロになってからの話です。

プロになったとしてもこのような世界が待っているのに、夢を目指している素人の段階でも同じように周囲と真っ向勝負で擦り減っていては体力的にも精神的にももちませんよね?

だからこそ夢を目指してる段階では戦いを略す必要性があるのです。

素人の時代から技術以外のものを身に着ける必要があり、その身に着けるべき最も大きな効果を発揮するのが人からの信用や推薦を持っていること、すなわちコネクションなのです。

そしてコネクションを構築するための第一歩が『共感力を身に着け、誰の共感を得るか見極めること』なのです。

親類に関係者が居るとか親が金持ちだとか他にも色々と聞くこともあるでしょうが、世の中そういった方ばかりではありませんよね?

ボクも親が金持ちだったわけでも業界の関係者と知り合いだったわけでもありません。

ですが、とにかく努力をして周囲に敵を作らず講師の方に気に入って貰う努力をし、特にマネージャーの目に留まるようにどんな無茶な仕事の振り方をされても断ることはしませんでした。

朝の4時くらいに家を出て夕方まで撮影して、その後夜中までアルバイトやレッスンして夜中の3時に次の日の朝からの撮影のやりとりをしたりなど普通にありました。

役者で言えばこれくらいして当たり前ですし、これくらいしないと人からの信用やコネクションを一から作るのは無理です。

ですが、こういう行動一つが次の自分のチャンスを作ります。

役者の場合、業界の環境もあるので多少特殊な世界ではあるものの『夢を実現させる』ためには強い意志と継続力を持っている事は大前提ですし、その上で効率良く戦略的に物事を進めることが大事です。

まずは共感力を磨き敵を減らし味方を増やす、そして誰を味方に付けることが次のステップに進めるかを見極め、それを繰り返す。

そしてこれらは努力次第で誰にでも出来る戦略です。

生まれ持っての才能だとか生まれた環境など関係なく誰にでも出来て、誰もが夢に近づく最も効果的な戦略でもあります。

ただし、味方に付けたい人だけに共感してもらおうとすると周囲に敵を作りやすいので、周囲の共感を失わないことも大事です。

あくまでも『戦いを略すため』の環境作りとして、夢を目指す上で戦う必要のない人間との競争を減らし、効率的かつ確実に夢に近づくための方法だということを忘れないでください。

プロになってからは周囲に敵を作らないだけでは上に行けませんので、上を目指す方は真っ向勝負をする日がいつか来ることも覚えていてください。

どんな世界でも、プロになってからの方が大変な思いをするものです。

語って三流、目指してニ流

さて、夢を目指す方が知っておくべきことを前後編に渡って紹介してきました。

最後にもう少しだけ紹介しておきたいことがあります。

それはスティーブン・キングさんという方の言葉です。

初めて名前を聞いた方も居るかもしれないので、どんな人なのかざっくりとご紹介します。

本名、スティーブン・エドウィン・キング(Stephen Edwin King)。1947年9月21日、メイン州ポートランドにて生を受ける。
1974年、『キャリー』で小説家としてデビュー。それまでのホラー作品と違い、超常現象と現代社会を巧みに融合させた「モダンホラー」の旗手としてジャンルを確立させる。

裕福とは言えない少年時代を過ごし、下積み時代にはトレーラーハウスでの極貧生活やアルコール依存なども経験したが、現在ではアメリカを代表する現代作家のひとり。
小説は翻訳されて世界各国で読まれ、多くの作品が映画化されている。精力的な執筆活動で知られ、その多産性、長編性でも有名である。

出典: 『ニコニコ大百科

この方に影響を受けた日本の作家も多く、荒木飛呂彦さんや宮部みゆきさんなど著名な作家さんがファンであることを公言しています。

そんな方が著書『書くことについて』でこのような言葉を残しています。

三流が二流になることはできないし、一流が超一流になることもできないが、懸命に努力し、研鑽を積み、しかるべきときにしかるべき助力を得られたら、二流が一流になることは可能だ

出典:『書くことについて (小学館文庫)』

夢を目指す方はこの意味を一度は考えてみるべきだとボクは思います。

三流が二流になれない一番の理由は「本気度」だと思います。

役者時代には沢山の同志と共に演技について話し合ったり、売れるためにはどうすれば良いかなどを語り合いました。

その中で感じ取ったのは、夢を目指す人には2パターンあって『本気で夢を目指している人』と『夢を目指している自分に満足している人』が居るという事です。

この2つの大きな違いは、『真剣に行動を起こしているか』だけです。

夢を目指している自分に満足している人』は大きな声で意気揚々と夢を語りますが、実際に行動を起こすことはほとんどありません。

しかし『本気で夢を目指している人』は誰が見ても分かるくらい行動を起こします。

この絶対的なアウトプットの量が三流と二流の大きな違いであり、『夢を目指している自分に満足している人』は絶対に二流にすらなれないと断言できます。

本当に持つべきものは・・・

今までボクは記事の中で「」というキーワードを使ってきましたが、『本当に持つべきは夢よりも目標です。

正確に言うと、初めは憧れや尊敬から来る夢でも良いです。

ですが、夢を夢のままにしている人は具体的に何をすれば叶うかが見えていません。

自分の中で何をすれば良いか、何処に向かって進めば良いかを具体的に決めないと暗闇の中を明かりを灯さずに歩いている状態です。

そんな状態では叶う夢も叶いませんよね。

まずはしっかりと先を見据え、何をどうすれば夢に近づくのかを具体的に考える必要があります。

1つ1つの行動の意味を考え、全ての行動に意味を持たせる。

そして何度も試行錯誤を繰り返した先にあなたの目指す夢があります。

夢という言葉は非常に曖昧なものです。

あなたの中で「」から「目標」に変わった時、目指すべき道がより鮮明になっていると思います。

夢を語っている間は目指している事自体に満足し、叶えようという強い意志が足りていない事が多いです。

本気で叶えたいなら夢を語るのではなく、目標として具体的な行動指針を決めましょう。

ただし、本来持っていた夢を忘れてしまうと道が逸れることもあるので注意です。

理想としては『夢=最終的な到達点(長期的な目標)』、『目標=日頃取り組むべき行動指針(中・短期的な目標)』というのが良いです。

こうすると長期的な目標ばかり語っていても実際何をすれば良いのか分かっていない状態というのが理解しやすいですね。

あなたの「」が叶うことを心から祈っています。

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