とりあえず3年は間違い!その言葉に隠れている真実とは

2019年11月21日

綾人
こんにちは。綾人(@xjustchillingx)です。

入社したは良いけど、自分には合わない会社だったってことはよくありますね。

けど、世間では『とりあえず3年は続けろ』と言われていたり、『ブラックな会社はすぐに辞めた方が良い』なんてことも言われます。

この記事ではそんな悩みを抱えている方向けに、何故3年と言われているのかを紹介しています。

何故3年なのか?

結論から先に言うと、3年と言うのは『会社の都合である場合が多い』です。

その理由を説明していきます。

採用や教育に掛かるコスト

社員1人にかかるお金は、給料の2倍前後だと言われています。

まず必要となるのが社会保険料です。

「労災保険」、「雇用保険」、「厚生年金」、「健康保険」の4つがあり、それぞれの保険料は労働者と事業者で分担して負担します。

これらは例えば月30万円の給料の社員の場合、月々およそ3万6千円、年間にするとこれに賞与などの分が加わり、およそ55万円程掛かる計算になります。

次に福利厚生費です。

これらには通勤費や住宅手当など、更には退職金などが含まれます。

その他にも会社の備品や、オフィスを借りている場合は家賃なども掛かり、当然光熱費や通信費なども掛かります。

そして、新人を採用するためには求人広告を出したり、企業の合同説明会の参加や転職サイトへの登録、採用後にはセミナー教育や資格取得の補助手当なども必要になってきます。

これらの費用が掛かることから、社員1人にかかるお金は給料の2倍前後だと言われているのです。

そして厚生労働省の調査を見てみると、例えばボクの働くIT業界を例に見てみると大学卒業者の初任給の平均額は21万5,800円です。

参考:厚生労働省「平成30年度 賃金構造基本統計調査」、政府統計の総合窓口e-Stat「産業別新規学卒者の初任給の推移<平成元年~平成30年>

つまり215,800円×12か月=2,589,600円、2,589,600円×2倍=5,179,200が1年間でかかるコストになります。

実際に新入社員がこの金額を稼ぐためには1月当たり、215,800円×2倍の431,600円の売上を出さないといけません。

利益が出るまでの期間

入社早々1人でこのノルマを達成できる方はそう多くは無いと思います。

ですが、その足りない赤字の部分は会社に取っては負債以外の何物でもありません。

その為上司や先輩社員がその分の赤字をカバーし、新入社員が1人で仕事を出来るように教育をしていく必要があります。

これが日が経つに連れて仕事を覚え売上を伸ばし、赤字が無くなりプラスマイナスがゼロになるのが大体1人で仕事が出来るようになる2年目、そして1年目に自分自身で出した赤字の回収が出来るのが3年目の終わり頃だと言われています。

つまり『とりあえず3年』というのは、『あなたを採用し教育をするのに掛かったコストを自分で稼ぎ終わるまでは辞めないでね』という会社の都合が大いに含まれています。

コスト回収終わる前に辞められてしまうと、その分は負債となってしまうからです。

離職率が下がる期間

そして上記の理由以外にも、大体3年程居ると仲の良い社員が増え、自分の居場所が出来るため居心地が良くなり辞めにくくなったりするので、離職率が下がっていく期間になります。

3年も続けたしもう少し続けようかなぁとか、長く居ると情が湧いてきて中々辞めると切り出せなくなるのです。

また、最初は苦手だった仕事もやっと覚えたり、会社の考え方に染まったりして環境にも慣れてきます。

そのため、『とりあえず3年』と言って頑張らせることで会社から退職しにくいようにしているのです。

自分にとっての利益は?

会社の都合についてはご理解いただけたでしょうか。

では次に、会社の都合以外の部分を見ていきましょう。

会社の思惑を全て取り除いたとして、そこに残るものは何もないのでしょうか。

勿論そんなことはありません。

3年続ける事でその人自身にも利益となることがあります。

3年で身に着くこと

まずは3年も仕事をすれば、大抵の人は何かしらのスキルは身に着いているはずです。

そしてそのスキルを磨くのに3年掛けたのであれば、3年分の自信もつきます。

3年という月日は中学校や高校を入学から卒業を迎えるまでの期間と同じです。

学生時代を振り返ってみて、その学校の3年間で何も身に着かなかったという事は無いでしょう。

学業だけに限らず、部活で培った経験や精神、友人との思い出などもあるはずです。

それと同じだけの期間を仕事に費やしたのであれば、そこにはきっと立派に身に着いているものが必ずあります。

それらは例え会社や業種を変えたとしても、無駄になることはありません。

そして無駄にしないためにも、3年で何が身に着くか、何を身に着けたいかを日頃からしっかりと考えておくことが大切になります。

転職する際に生かせる

そして3年間同じ仕事を続けたという事は、転職の際にも役に立ちます。

先ほども申し上げた通り、3年という月日は中学校や高校を入学から卒業を迎えるまでの期間と同じです。

その期間仕事を継続したという事は、それだけでも評価されるべきことです。

厚労省の調査によると、2015年3月に大学を卒業して就職した新入社員のうち、31.8%が入社3年以内に離職しています。

つまり、3年仕事を続ける事自体が1つのステータスとして見てもらう事もできるのです。

勿論続けただけではなく、身に着いたものや培った経験などもそこにプラスされるので、転職には有利になります。

企業側もすぐに辞める人を採用したいとは思わないでしょう。

最後に

最後にお伝えしたいのは『あなたがどうしたいか』という気持ちを尊重して欲しいという事です。

結局のところ、あなたの人生はあなたのものです。

自分の気持ちに嘘をついてまで働いても、後悔することが多いです。

明確に今の環境に求めるものが無いのであれば、辞める気になって働いてみるのも一つの手です。

悩んでいるよりも、どうせ辞めるし!と開き直ることで自分のパフォーマンスが上がることもあります。

とりあえず3年』と言われたら、まずは続けることが自分にとってプラスになるのかを基準に、今日ご紹介した内容と共に判断してください!

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