【書評 vol.4】1分で話せ 世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術【要約・感想】

2020年1月31日

綾人
こんにちは!綾人(@xjustchillingx)です。


今日ご紹介する1冊はこちら。

1分で話せ 世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術

作者:伊藤羊一(いとう よういち)
出版社:SBクリエイティブ
発売日:2018/3/14

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起業家からビジネスパーソンまで年間300人以上のプレゼンを指導し、あの孫正義さんも大絶賛した最強のプレゼンをした著者が、「伝える力」を世界で一番簡単に習得できる方法を紹介しています!

人前に立ってプレゼンをしたり、人に指示をするのは苦手だなぁ…


こんな方におすすめの本です

また、仕事場以外の日常でも使えるテクニックなどもピックアップしていきます。


1分で話せないような話は、どんなに長くても伝わらない


今日は著者のこの言葉と共に、「結論の決め方」から「1分で記憶に残す方法」など、誰でもできる方法をピックアップしていきます。


それではさっそく見ていきましょう!

本の構成

この本の概要は以下の通りです。

発売日:2018/3/14

ページ数:240ページ

本の構成

  • 序章:そもそも「伝える」ために考えておくべきこと 上手いプレゼンより、「動いてなんぼ」
  • 第1章:「伝える」ための基本事項
  • 第2章:1分で伝える 左脳が理解するロジックを作る
  • 第3章:相手を迷子にさせないために「スッキリ・カンタン」でいこう
  • 第4章:1分でその気になってもらう 右脳を刺激してイメージを想像させよう
  • 第5章:1分で動いてもらう
  • 第6章:「伝え方」のパターンを知っておこう
  • 第7章:実践編


伝え方を伝授する本だけあって、目次もスッキリしていて各章に何が書かれているか明確です。


本記事もこれに倣ってスッキリ・カンタンに紹介していこうと思います!

気になる箇所をピックアップ!

今日は以下の項目をピックアップしていきます。

日常生活で使える伝え方の技術

・伝えるための基本事項

・右脳と左脳に働きかける



伝えるための基本事項

伝えるための基本事項は3つあります。


プレゼンテーション」を例に、相手に伝える際のポイントを見てみましょう!

伝えるための基本事項1

相手は誰か?どんなことに興味があるのか?



当たり前の話ですが、「伝える」というのは相手が居て初めて成り立ちます。


そんな相手の事を無視した内容では絶対に伝える事は出来ません。


相手に伝える際には以下のポイントに気を付けてみましょう!


相手に伝える際のポイント

  • どういう立場にいるのか
  • どんなことに興味があるのか
  • どんなことをこのプレゼンに求めているのか
  • 専門的な要素についてどのくらい理解できるか
  • 何をどんな風に言うとネガティブな反応をするのか



伝えるための基本事項2


ゴールは何か?



相手に「理解してもらう」ことはゴールではありません。


聞き手をどういう状態に持っていくか」「どこをプレゼンのゴールとするのか」を言語化する必要があります。


ゴールの設定は以下のポイントに気を付け、聞き手が「どこまでやればいいのか」を決めてみましょう!


ゴールの設定のポイント

  • 聞き手が賛成にせよ、反対にせよ、何らかの意見を表明してくれればいいのか
  • 聞き手が賛成してくれたらいいのか
  • 相手に動いてもらう必要があるのか


伝えるための基本事項3

結局、動かしてなんぼ



プレゼンで大事なことは「きれいに話す」ことではありません。


先ほど設定したゴールに対して、「相手を動かす」ことです。


そもそも「なぜプレゼンをするのか?」という部分を考えると、「相手が自分のゴールに居ないから」なんです。


自分の設定したゴールに既に相手が居るならプレゼンなんてする必要はないわけです。


プレゼン前後のアクションも含め、「相手が動くために、できることすべてをやりきる」ことを意識してみましょう。

左脳と右脳に働きかける

左脳で理解できるロジックを伝え、右脳を刺激してイメージを想像してもらう。


これだけで相手の理解度はグッと高くなり、1分で相手に記憶に残る伝え方」が出来ます。


左脳は言語や文字の認識、計算や数理的推理、論理的思考などを担当しています。


そんな左脳へのアプローチには以下のポイントがあります。

左脳へのアプローチ

左脳へのアプローチポイント

  • ピラミッドストラクチャーを使う
  • 無駄な言葉を削る
  • 頑張ったことは話すな!


左脳へのアプローチポイント1

ピラミッドストラクチャーを使

ロジカルシンキングを勉強したことのある方なら聞いたことがあるかもしれません。

話には結論と根拠があり、その結論を一番上に、根拠をその下に並べたものです。

根拠は複数あることが多いので、三角形、つまり、ピラミッドのような形をしているので、「ピラミッドストラクチャー」といいます。

出典:本書 P41より

まず結論を伝え、次に根拠を説明する。


たったこれだけのことで、驚くほどの説得力を手に入れることができるのです。


順番が逆の場合、根拠を先に一生懸命伝えたとしても、結論が伝わっていない場合、相手は「で?」となってしまいます。


結論を先に伝えておくことで、その後の説明が全てその結論に回帰すると相手に理解して貰っている状態で話を進めることができるのです。


左脳へのアプローチポイント2

無駄な言葉を削る



プレゼンしたり、資料を作成した際についつい言葉や文字数が多くなったりすることってありますよね。


たくさん話したり書きたくなるのは調べたことや考えたことを全部伝えたいと思ってしてしまうからです。


しかし、相手の立場で考えると、プレゼンや資料に目を通す際に「ボクはこれだけ頑張って調べました!」と言わんばかりにあれこれ情報を詰め込まれたり、無駄に難しい専門用語を並べられたら嫌ですよね。


なので、「無駄な言葉は削る」「難しい言葉や専門的なカタカナは使わずシンプルな言葉を用いる」ことを考えながら構成を考えることが大事になります。

左脳へのアプローチポイント3

頑張ったことは話すな

プレゼンをする時や説明をする際に、人は必要以上に話そうとしてしまいます。


その中でも一生懸命調べたり、苦労したりした「頑張ったこと」について、ついつい口にしてしまった経験もあるのではないでしょうか。


しかし、このような情報はあなたが伝えたい「結論」の部分には関係のない話なので、話せば話すだけ相手を混乱させてしまいます。


以下の4つのポイントに気を付けると、簡潔に結論を伝えることができます。

話が伝わらなくなる4つのポイント

  • 「プロセス」を話さない。
  • 気を遣い過ぎない。
  • 自分の意見とは違う事を言わない。
  • 笑いを入れない。


どれも気を付けていないと、ついやってしまいがちな事だと思います。


しかし、ビジネスの場などではこれらは「伝える」という目的にはそぐわない行いです。


相手に「伝えたいこと」があるならばこれらの行為は控えるべきことなのです。

右脳へのアプローチ

続いて右脳へのアプローチポイントです。

右脳へのアプローチポイント

  • 正しいことを言うだけでは、人は動かない
  • 人はイメージを想像することで、感情が揺さぶられる
  • 3段のピラミッドで説得力を高める


右脳へのアプローチポイント1


正しいことを言うだけでは、人は動かない



左脳へのアプローチでご紹介したピラミッドストラクチャーが出来ていると、内容は整理され、聞き手は圧倒的に理解しやすくなります。


しかし、人は正しいことを聞いて理解するだけでは動きません。


例えばダイエットを例に考えてみてましょう。


あなたがダイエットを始めるとして、痩せるための方法を調べたとします。


そこにはこんなことが書かれていました。

絶対成功するダイエットの方法

・毎日『摂取カロリー<消費カロリー』となるような食事を続けること



ダイエットには様々は方法がありますが、原則としてこれを守っていれば確かに痩せられます。


ですが、これだけを聞いて本当に痩せられると思いますか。


答えはNOです


これだけ聞いて痩せられるなら、世の中にあらゆるダイエット方法が蔓延することはありません。


ダイエットを成功させるためには、糖質の高いものや脂質のものを我慢することもあるでしょう。


苦手な運動を行う時もあれば、上手く体重が落ちずに気が滅入るような状態と向き合う時も来ます。


ましてや、これが他人にダイエットを勧める場合はどうでしょう。


『摂取カロリー<消費カロリー』の原則を伝えたとして動いてもらえるでしょうか。


答えは考えるまでもありませんね。


これが、「正しいことを言うだけでは、人は動かない」という意味なのです。

右脳へのアプローチポイント2

人はイメージを想像することで、感情が揺さぶられる



先ほどの

『摂取カロリー<消費カロリー』の原則に加え、この原則の根拠や実際に痩せた人間の実例を紹介し、更には覚悟を持たせられるような言葉を投げかけ、感情を動かすことが出来た場合はどうでしょうか。



という内容について少し深掘りしてみましょう。


『摂取カロリー<消費カロリー』という部分は、左脳へのアプローチの項でも出てきたピラミッドストラクチャーにおける「結論」の部分です。


前項で「これだけ聞いて痩せられると思いますか」という問いを投げかけたのは、言い換えると「結論だけ聞いて望んだ結果を出せますか」ということになります。


こう聞くとより一層答えがNOであることがイメージしやすいですね。


では逆に、答えがYESとなるイメージを沸せるためには何が必要でしょうか?


答えは「そのイメージに自分が当てはまるかどうか」なんです。


摂取カロリーの栄養バランスとかは関係ないの?だったり、消費カロリーってどうやって計算するの?だったり、食事の時間は?回数は?運動は?年齢は?性別は?・・・


色んな疑問が出てきます。


そんな疑問だらけの状態で、痩せられるイメージに自分を当てはめるのは無理ですよね。


イメージに自分を当てはめてもらうためのアプローチは2つあります。

・写真や動画などのビジュアルを見せること

・例えを用いて、具体的な事例を示すこと



写真や動画などは見たものに対し自分を重ねることがしやすいので、イメージが沸きやすいですね。


そして、写真や動画だけでは説明が出来ないものに関しては、言葉や文章を用いて具体的な例を示します。


これができると、聞き手の頭の中ではポジティブなイメージがどんどん広がっていきます。


つまり伝える側のやるべきことは、「相手がイメージに自分自身を当てはめるためのサポート」をしてあげればいいのです。

右脳へのアプローチポイント3

3段のピラミッドで説得力を高める



ここまで何度か出てきたピラミッドストラクチャーですが、実は2段までではなく3段目が存在します。

それが下記の画像です。


この3段目の「事実」こそが、先ほど相手にイメージ沸かせ、そこに自分を当てはめてもらうために必要なのです。


この仕組みは1分で話をする場合でも、不可欠なものであると著者は言っています。


結論があり、根拠を示し、それらを理解しイメージしやすくするために「事実」を写真や動画であったり、言葉や文章などを用いて補足をするのです。


数としては、2段目の根拠は3つ程、3段目は場合によりけりで1つか2つ程あげると良いとされています。


事実は1つか2つに絞って、根拠を具体的に説明するために必要なことだけをあげるようにしましょう。

まとめ

最後にもう1つ、「伝える」について非常に大切なものをお伝えします。


それはあなたの「想い」です。


ここまでは技術的な面を中心にご紹介してきました。


しかし、人に何かを伝え動いてもらうために一番重要なことは、あなた自身の「伝えたいという想い」です。

そのプレゼンであなたは何をしたいのか。なぜ、それを伝えたいと思うのか。伝えて、どうなってほしいのか。その言葉にどんな思いを込めるのか。

相手を動かしたいなら、まず自分自身を動かせているか。そんなことを、振り返ってみてください。

引用:本書 P164


本書は上記以外にも

こんなことも書かれています!

  • 超一言」で包み込む
  • 伝え方」のパターンを知っておく
  • 職場で直面する課題を、5つのシーンに分けて説明している実践編

などを紹介しています。


続きが気になる方は、本書を手に取ってみてください。


最後まで読んで頂きありがとうございました!

1分で話せ 世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術

作者:伊藤羊一(いとう よういち)
出版社:SBクリエイティブ
発売日:2018/3/14

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